選手レポート

東京下町フォトロゲへの参加は2回目、他のフォトロゲと比較し、折田さん企画の大会はお団子食べたりすると特別加算ポイントがあり、地域にも少なからず経済効果に貢献し、かつ参加者にも嬉しいアイデアがあり毎回楽しい。

今回もご多分に漏れず、おみくじかおせんべ購入でポイント加算と嬉しい特典。

我々4人チーム、代表者の私が昨年末思わぬ体調不良で、一時期運動についてはドクターストップ、フルメンバーでの参加も危うい状況だったが、驚異の回復力でなんとか軽い運動はオッケーを頂きフルメンバーで参加可能となった。 

さて、当日は日暮里駅で集合し会場のサニーホールへ。しかし駅徒歩2分の会場へまさかの道迷い、

オイオイいきなりこれで大丈夫か?? 

前日いきなりの依頼でスタッフ兼選手になったため、スタッフビブスと地図を受け取り作戦開始、今回は超ゆっくりペース(いつもそうなんだが)のため近場を狙う、さらに我がチーム、必ずもぐもぐタイムを入れるのが恒例でポイント稼ぎは二の次。ならばとスタート後まず向かったのが手児奈せんべい店。スタートが遅かったため既にフォトロゲ参加者で長蛇の列。。。

お店のおばちゃんも人の多さと急いでお釣りも受け取らない人にびっくり!! 

そしてここで買った黒ゴマせんべいの旨いこと! その後もその近辺を廻り鷲神社では甘酒を頂き身体を温め、次のCPに行く途中のジョイフル三ノ輪商店街ではどら焼き屋を見つけ早々と2回目もぐもぐタイム(笑) 

しかしもぐもぐタイムに時間をかけ過ぎ、後半谷中銀座に行く予定を諦め、駅前の太田道灌騎馬像を最後に帰還となった。 

体力的にも不安を抱えて東側CPのみ廻ったが、それでも新たな発見の連続で楽しく美味しいロゲだった。 スタッフとして写真撮影もしたが、皆さんいい笑顔で楽しまれている様子が伺え、こっちも元気を頂いた。 

合計点ではみごと予定通りのビリッケツ。でもそれを帳消しにするような楽しい時間をチームで共有でき次回のフォトロゲにも是非また参加したいと思った。

打ち上げでは、今回回れなかったCPを、参加できなかった友人も誘い、桜の季節頃頂いた地図で回ろうというアイデアで盛り上がり、これは次のお楽しみと相成ったしだい。

今回は過去最大の参加者で折田さんはじめスタッフの方もそうとうご苦労されたと思うが、入賞者だけでなく、中学生以下の参加者へのプレゼントなど、なかなか憎いことしてくれて、運営全体としてもとても良い大会だったと思う。楽しいひと時ありがとうございました。

こんにちは、というかお疲れさまです。迷い犬のDONちゃんです。

DONちゃんは走るのは苦手で、乗物にも乗れません。でも、お散歩は好きなので、毎度(今回でおせんべフォトロゲ5回目です)ウォーク&ライドならぬウォークオンリーです。

さて、地図を見て早速見渡してみると、王子および大塚近辺でそれぞれ260点程度。あと、三ノ輪橋近辺でも260点程度ですが、近くの東南端で80~110点です。さらに北端隅田川沿いに90点台が3か所、計289点です。ということで、王子・大塚は捨て、三ノ輪橋も東南端もやめにして、①北西へ王子手前の明治通りと都電の交わる71(都電もなか本舗)まで1時間、②その後、東へ進んで95(尾久の原公園)まで1時間弱、③時間と体力の状況で99(お化け煙突モニュメント)を回るか決める、ということにしました。なお、50の「おせんべいorおみくじ」は、92(尾久八幡公園)のすぐそばに鳥居があるので、そこのおみくじを当てにしました。

10:30出発。ランオンリーの人たちが続々とDONちゃんを追い越していきます。みなさん、行ってらっしゃーい。1時間後には、望外に順調なことに、8(あらかわ遊園ゲート)に到着。この調子なら、結構行けそうです。この隅田川沿いのコースでは、東向きにDONちゃんを追い越す人はおらず、西向きに進むみなさんに結構お目にかかりました。61(あらかわ遊園)では、DONちゃんの写真を撮ってくれた方もいました。また、92のそばには尾久八幡神社があり、予定通りおみくじひきました。

その一方、DONちゃんの体力では早くも草臥れ始めましたが、95では予定通りの12:15、参加賞の都電もなか(お茶を飲みたかったけど、これまた参加賞のゼリー飲料で我慢、ちょっと変な感じ)を食べて作戦タイムです。

最も無難なのは、まっすぐ南下、86(らくだ公園)のみを回って帰ることです。しかーし、せっかくの最高得点99、唯一の隅田川北岸をここまで来て放ってしまって良いのでしょうか?DONちゃんの脳内には「なぜチャレンジしないのか」・・・違った、「なぜベストを尽くさないのか」というフレーズがこだまし始めました。
これは「トリック」というテレビドラマで阿部寛演じる上田次郎の著作名ですが、道中の尾久橋通り近辺に、上田次郎の相棒である山田奈緒子(仲間由紀恵)の家(ロケ使用)があったので、思い出したのです。

といことで、どうなることやら、99は12:40に到着。もなかで元気になった錯覚でしたが、なにやら結構ヘロヘロしています。尾竹橋通りを南下、86を経由して帰らないと、かなりやばい感じになってきました。
しかし、ここでもまた、草臥れて、おつむホニャホニャ状態のDONちゃんの脳内は「単に尾竹橋通り沿いに歩く?そんなのつまらない、そんな人生!で良いのか?」「いや、地道に分かり切ったことをしっかりやるのも立派な人生だ」・・・とかなんとか、困りました。
どうしたら良いのか解からないまま、必死に南下していたのですが、なぜか旭電化通りとの交差点、荒木田で、左折してしまいました。これは、86ではなく89(荒川自然公園)を回るということです。

わずか3点差、リスクとリターンがまるで見合っていないのですが、おつむホニャホニャ状態のなせる業です。

とはいっても、89は13:00到着。これはなんとかなりそう、と安心したのがいけなかったのでしょうか?
迷いました。
出口がわからなーい!!勿論、入ってきた入口はわかります。
でもDONちゃんは南側の入り口から公園を出ていく必要があるのです。
荒川自然公園の中をグルグル回ってしまいました。。。。。。。やっと魔窟の公園から脱出・南下を開始すると、ふと気が付きました。時計が変です、壊れたのかな?なんと13:10。

そのあとは、もう悲惨、せっかく今回は余裕を持ったゴールができそうだったのに台無しです。イタイタの足を一所懸命動かしながら、何ゆえDONちゃんはこんなことをしているのか、どうして家で録り貯めした映画やドラマを見ていないのか。。。。。運動嫌いのただの散歩好きのはずがアスリートっぽくなってきてます。DONちゃんのフォトロゲ、最後の20~30分はいつもこうなります。

それでも、さすがはDONちゃん頑張りました。日暮里サニーホール前、尾久橋通りの向こう側にたどり着いたのは、13:28:45。これは、まさに滑り込みセーフと安心したのが、これまたダメダメでした。赤信号が一向に変わりませーーーん!信号が青になった時には13:30:00を過ぎていました。なんとDONちゃとしたことが、遅刻減点です。フランス語を知らないので、信号機をお下品なフランス語で罵ることもできず、おい、コラっ、阿部寛、ベストを尽くすよりも、リスクとリターンが大事なんだゾウッツ!

敗軍の将、兵を語らず、という言い方がありますが、反省会は必要ですね。今回は一体何がまずかったのでしょうか?「はいっ!!信号機が悪かったです。日本の道路行政の犠牲となったDONちゃんが可哀そうです」その通り!いきなり大正解です。。。。なんてことはありませんね。

「荒川自然公園で迷ったのがダメでした」

う~ん、確かに迷わなければ、遅刻減点という屈辱を喫することはありませんでしたが、手間取るポイントはいくつかあるもので、これは織り込んでおく必要があります。ちなみに、89以外では、61(あらかわ遊園)から15(荒川遊園煉瓦塀)に手間取りました。

「はいっ。そもそもDONちゃんは欲張りです。とっとと15分前に戻ってきて、フィニッシュ近くの低得点ゾーンを回ればよかったのです。」

はい、その通りです。出発前には考えていた低得点ゾーンのことが完全に飛んでいました。でも、DONちゃんのフォトロゲは、心身疲労困憊し、クルーヘッドを維持するのが難しいのです。

どうすればよいですか?

「それなら、少なくとも99~フィニッシュの時間をgoogle mapするべきでした」

なるほど、ふむふむ、99~フィニッシュは48分、確かにこの数字を頭に置いておけば、おつむホニャホニャ状態でも誘惑に抵抗できたかもしれません。他にありますか?

「はいっ、そもそも71~99~ゴールという三角形コース、という見立てはどうだったのでしょうか?」

いろいろ考えてみると他に2つの選択肢があったようです。

ひとつ目は、30(与美ガード)経由で92&50(92近くの神社でおみくじ)へ直行。その後、王子を一通り回り(王子到着11:30頃の想定)、飛鳥山→西ヶ原→上中里駅→31→34で帰ってくるコースです。DONちゃんの歩いたコースのうち、95、99、89の280点程度を、王子、飛鳥山、西ヶ原の300点程度に振り替えられれば成功です。

もう一つは、92&50を捨てて、三ノ輪橋と東南端を回るコースです。具体的には、86経由で95へ直行。その後→99→89を経て三ノ輪橋入りします。距離的には相対的にコンパクトで点数的にも遜色ないというか、それ以上です。

この3つのうち、ベストはどれなのか?すぐには判然としません。ただ、時計回りの三ノ輪橋コースが、終盤、ゴールに近いところを回るので、心理的に楽だったかもしれませんが、その一方で、東南端の83や20+50のお煎餅が必須となり、三ノ輪橋地区入りできるのが12:00頃では厳しそうでもあります。

う~む、どうなのでしょうか???

DONちゃんのフォトロゲは、終わってからも忙しいのでした。

スタート前プラニングで、谷中~根津の低得点CP高密集エリアを最後にすることにし、東進後に北進する反時計回りを採用。これだと、CP間が遠くて1つ1つが高得点な北エリアを元気な序盤に回ることができ、終盤に南西エリアを残り時間と相談しながら様々なルート選択が可能だ。

最初の訪問CPを、24(金太郎飴本店)にするかもっと南の20(手児奈せんべい店)にするか迷ったが、20と17(入谷朝顔発祥之地碑)を追加しても、大勢に影響なしと判断し、20⇒17⇒29(鷲神社)で回り始めることにした。もっと南の浅草界隈は、序盤で時間を費やし過ぎになりそうで避けた。

29の後は、55(あしたのジョー像)⇒24⇒80(三ノ輪橋駅)⇒40(南千住駅前歩道橋)⇒68(荒川ふるさと文化館)を考えていたが、現地で55⇒40⇒80⇒68に変更した。比較的低得点の24をスキップすることで、幹線道路や鉄道の横断回数を少なくでき、信号待ちや踏切待ち(実際は跨線橋の昇降)、タイムロスが減らせそうだ。

次は、68⇒89(松尾芭蕉像)⇒99(金八先生2OP映像の土手)⇒95(お化け煙突モニュメント)。99は、今回の最高得点のCP。普通なら行く選択だろうが、見本写真を見ると、何処で何を撮るのか判り難い。地図的にも交差点やビル角みたいなピンポイントな場所じゃないので、現地まで行ってから、どの地点でどの方向にカメラを向けたらいいかウロウロしそうでタイムロスになるなと思い、行くのをやめた。

95⇒61(あらかわ遊園)は、川の北岸か南岸かどちらを行くか悩んだが、95の近くの橋の下を歩行者道が整備されているのが見えたので、北岸を進むことにした。ところが、これが選択ミスだった。河川敷道はすぐに終わり、階段を登り下りして、堤防の外側に出された。その堤防外の道路を少し行くと金網塀に阻まれて行き止り。戻って小公園を通って1つ北隣の道路に出て西進。しかし、その道もすぐに建物に突き当たって行き止り。再び戻ってもう1つ北隣の道路へ。荒川沿いの道路で西進はできるが、徐々に隅田川から遠ざかる。足立小台駅の所で漸く隅田川沿いに復帰。小台橋を渡って南岸へ進み、そして61へ。

65(都電おもいで広場)⇒31(ロボット公園)⇒45(装束稲荷神社)⇒28(飛鳥山公園)は、順調に進んだが、27(渋沢栄一像)へは鍵閉鎖された鉄柵に阻まれて、撮影ポイントまで行けなかった。

その後は、残り時間と相談のルート選択。52(とげ抜き地蔵尊)⇒23(すがもんポスト)⇒30(西巣鴨公園)⇒77(大塚駅前広場のカーブ)の後、高得点CP92(雑司ヶ谷鬼子母神堂)まで行きたかったが、23⇒30で少しトラブったので断念。18(田端駅南口)も断念して、6(六義園正門)⇒10(夕やけだんだん)だけでフィニッシュ。

今大会、東京下町をフィールドにしたフォトロゲ、しかも主催者の折田さんが5年ぶりに企画運営する大会と聞いて、その祝福の意味から遥々愛知県から勇んで参加させてもらいました。

地図は23000分の1、A4横。作戦タイムで地図を開いた時、その独特な風合いの地図がとても懐かしかった。東端に常磐線北千住駅、南千住駅、浅草浅草寺。西端に埼京線十条駅、山手線池袋駅、早稲田大学を含むエリア。想定ではもう少し東側のエリアが含まれると思いましたが、都電荒川線をテーマにした地図であることを考えると納得します。東京を離れて約20年、子どもが学生生活を送る文京区周辺は多少の土地勘がありますが、それ以外の場所は不詳、特に電車の系統が不安でした。

私が参加したのはウォーク&ライド5時間の部。ウォーク&ライドというカテゴリーは幾多のロゲイニングに参加している私から見ても他に例がなく唯一無二。主催者独自の考え方によるものだと思います。

原則、ロゲイニングは徒歩、走行のみ可ですが、大会によっては特別ルールとして公共交通機関の利用が認められることがあります。この場合は参加者全員が同じルールで執り行われます。「平等」なルールです。

ただ、走力のない人、長時間行動することができない人、しんどい人にとっては「公平」ではないのも事実。これをウォーク&ライドとして独立したカテゴリーにすることで公平性を確保、こうした方々にも門戸を広げ、それでいて競技性もしっかり確保しようとする姿勢は素晴らしいと思います。当日の参加者は約300名とのことでしたが、高齢者グループから子育て世代まで幅広い年齢層の方々が思い思いにロゲイニングを楽しまれていました。こんな光景はこれまであまり見たことがなく、誰もが気軽に参加できるカテゴリーにその秘訣があると思われます。

大会前、電車の系統に不安があったので会場の日暮里駅周辺のJRや私鉄、地下鉄のほか、特に肝となりそうな都電荒川線の路線図は事前に下調べしました。でも流石は大都会東京、地図に路線図を見通すにはあまりに複雑、簡単には太刀打ちできませんでした。

以下に私が作戦タイムで考えたこと、実際のルート取り、反省点、大会運営等について記し、私の感想とさせていただきます。

●作戦タイムで考えたこと

作戦タイムは通常15分間とあまりに短い。やれることは少ないのが現実です。

  • 最初にどこに向かうべきか。

電車を使える今回の地図。最初に電車を使って遠方の高得点CPを取りに行くのが王道です。

→私は最初に地図中央の巣鴨駅・大塚駅周辺に固まるCPを取る、その後都電荒川線で早稲田大学に向かえば、帰路池袋駅までのCPを取れるので効率が良いと判断しました。

②どのエリアを取るべきか、捨てるべきか。

全てのCPを時間内に取ることはできないのでエリアごとにCPをグループ化して、どのエリアを取るか、捨てるかを決める。

→私は上野公園周辺の得点の低いCPは効率が悪いため捨てる判断をしました。また北千住駅周辺の高得点CPは後半取れれば取りたいと優先順位を低くしました。

③どういう順序で周るか

最後に効率良く周る順序。時計周りか、半時計周りかを決める。

→①の理由から私は時計周りとしました。

●実際のルート取り

S-日暮里駅(山手線)-巣鴨駅-52-23-30-77-大塚駅(都電荒川線)-22-71-46-92-37-池袋駅(埼京線)-板橋駅-34-西巣鴨駅(都営三田線)-板橋区役所前駅-86-83-50-58-31-43-65-荒川車庫前駅(都電荒川線)-三ノ輪橋駅-80-68-40-55-29-17-20-F

リザルト1205点/2000  3位/6名(5hW男子ソロ)

●今から思う反省点

①優勝者(各カテゴリーの優勝者のみ表彰)との差は僅か41点。ルート取りや頑張りは悪くはなかったと思います。途中CP58(名主の滝公園)の入口が分からず時間をロスしました。これによりCP61(あらかわ遊園)をパスせざるを得なくなりました。取れていればと思うと残念です。

②大塚駅から都電荒川線でCP71(大隈記念講堂)に向かいましたが、結果、電車とウォークの往復に時間をかけることとなり、本当に良かったのか疑問が残ります。ロゲあるあるですが、今から思えば、早稲田大学周辺は優先順位を低くして、最初に京成線で千住大橋駅に向かい、半時計周りとしていたら、もっと得点が伸びていたと思います。また都電荒川線に乗るとしても速度が著しく遅いことから短い区間にすべきだったと反省しています。

●大会運営について

大会運営、特に受付、スタート、表彰式でもたついた感がありました。5年ぶりの開催でやむを得ないとは思います。今後の改善を期待します。

最後になりましたが、今回こうした形で運営の一部に参加し、運営の難しさや面白さを知る貴重な経験をさせてもらい、ありがとうございました。参加者がフォトロゲを楽しんでいる様子、真剣に向き合っている様子を撮りたいと思いましたが、思ったより難しかったです。今後も折田さんオリジナルなフォトロゲが都内各地で開催されることを楽しみにしています。