選手レポート


チーム「A family」の父さん
3時間クラス_ランオンリー参加者
10年程前からマラソン練習にと参加したロゲイニング。今では主戦場がロゲイニングとなり、地元静岡を始め京都・大阪・関ヶ原等各地で観光ロゲを楽しんでおります。
この度、高校卒業後から20年余り過ごした大田区での開催を知り、近隣に住む娘と東京下町フォトロゲ5に参戦。
まずは大学時代の拠点であった蒲田駅を目指す。大きく変わっていない駅前で40年前にタイムリープした感じでした。次に学生時代朝練で走って行った本門寺を経由し、大卒後夜な夜なルアーをキャストし続けた京浜運河。(多くのシーバスをキャッチしていました)


そして一攫千金を夢見た大井競馬場のティンクルレース。何よりも驚いたのは、ゴールに向かう大森駅前で、大好きだったトンカツの名店「まるいち」の店舗看板が残っていた事。その他にもメリーチョコレートや品川水族館等懐かしい場所を訪れる事が出来、ロゲイニングの楽しさを再確認出来ました。



残念だったのは、社会人1年目の娘の体力が思いのほか落ちており、十分に走りきれなかった事と、おせんべいを購入出来なかった事でしょうか。
しかしながら、大会後に界隈では有名な你好で、生ビールと羽付餃子を堪能した事は言うまでも無く、大満足の1日を締めくくり帰路につきました。
また機会がありましたら、エントリーさせていただきます。ありがとうございました。

アナザースカイさん
3時間クラス_
ウォーク&ライド参加者
▶フォトロゲはエントリー直後から戦いが始まっています
東京下町フォトロゲへの参加にあたり、ロゲイニングが大好きな私が事前に行ったこと、レース中考えたこと、事後に行ったことを紹介し、大会レポートとさせてもらいます。
▶︎事前調査
大会要綱には、スタート/ゴールとなる会場、地図の縮尺、地域、範囲などが示されています。また、公共交通機関の利用の可否など特別ルールの情報も記載されています。
地図を開いたとき、事前に地図のイメージを持っておく方が地形の状況や交通系統を踏まえた作戦を立てやすく有利に働きます。地形の特徴や地名、バスや電車の系統ぐらいは事前に調べておくべきです。また、時間内に自分がどのくらいの距離を歩けるか(走れるか)を知っておくことも作戦を立てる上で必要なことです。
今回の地図、蒲田・大森の南北のラインは想定どおりでしたが、東西のラインは想定より東寄りでした。そのため西側は池上本門寺で切れ、東側の湾岸部(平和島や穴守稲荷駅の界隈)が広く切り取られた地図でした。当ては外れましたが、湾岸部を除いた地域については、事前調査をした成果を活かせました。
ただ、湾岸部は完全に調査漏れのため、ここに至る効率的な交通系統が分からず、作戦は後手になりました。しかも運の悪いことに高得点CPが多数配置されており、調査しなかったことが悔やまれました。結果として、作戦では地形や交通系統の分かっている池上本門寺のある西側の地域から入ることにしました。
▶︎作戦ルート
会場→池上本門寺のCP群→JR蒲田駅西側のCP群→京急大鳥居駅・穴守稲荷駅周辺のCP群⇨京急蒲田駅⇨JR蒲田駅⇨JR大森駅→会場
▶︎実際のルート
会場→池上本門寺のCP群→ JR蒲田駅西側のCP群→京急糀谷駅⇨京急穴守稲荷駅→CP55.56.58⇨京急穴守稲荷駅⇨京急平和島駅⇨京急大森駅→CP22.16→会場
▶︎レース中に考えたこと
①早歩きを徹底する
②CP17とCP19で少し迷った、3時間は時間勝負、序盤でもたついている場合ではない
③穴守稲荷駅周辺のCP群は絶対に取りたい→全部は無理かも→一部でも取りたいに心境が変化した
④どうすれば効率よく穴守稲荷駅周辺のCP群まで行けるか、途中で電車に乗れないか→糀谷駅から時間待ちがなく乗車できた
⑤JR蒲田駅と京急蒲田駅が離れている、どうやって効率よく会場に戻るか
→穴守稲荷駅で電車を待っていると平和島駅まで直通電車で行けることを知る
→スタート直後に平和島駅まで歩き、この直通電車に乗っていたら京急蒲田駅で乗り換えなしに穴守稲荷駅まで来れたこと、そうすれば周辺のCPが全て取れたことに初めて気付く
⑥平和島駅で降りてゴールに向かってもまだ少し時間がある→大森駅行きの普通電車が平和島駅で待っていたので慌てて乗車した→CP22.16.10を取ってゴールしたい→CP10のそばまで行ったが、絶対遅刻はしたくないとCP10を断念した
⑦制限時間が迫る中、大森の「開かずの踏切」で電車を4本見送る→次こそ開いてくれ、神様に祈った
▶︎振返り
フォトロゲの最大の魅力は大会終了後に地図を見ながらレースを振り返ることです。地図を捨てて帰るなんてあり得ません。部屋に放置して眺めるのが私の流儀です。
①自分の辿ったルート取りを地図に落とす
②A地点からB地点に行くよりもC地点に行くべきではなかったのか、どうしてその選択をしたのか自問自答する
③細かなルートチョイスに無駄がなかったか確認する(効率性:距離・時間)
④逆回りをしたらどうだったかを考える
⑤「最適解」のルートをあれこれ考える
⑤に関連して、今回の東京下町フォトロゲではCP29(蒲田駅西口商店街)で1時間経過。残り2時間ありました。ここから穴守稲荷駅方面に向かうため、南のCP35(写真のJR車庫の南にある公園)方向に進みました。今、振り返りって考えると、CP29から直接、京急蒲田駅に進み、穴守稲荷駅行きの電車に乗った方が高得点CPの取りこぼしがなく、得点が伸びたのではないかと気が付きます。また、先ほどの平和島駅から穴守稲荷駅への直通電車の存在を事前調査の段階で知っていれば、結果は違ったはずで、優勝者に対してもっと肉薄できたかもしれません。「最適解」のルート取りは一人一人違います。大会を振り返ることで自分自身の答えを見つけることができるのです。
▶︎最後に
今回のレースはとても悔しい結果でした。終わったばかりですが、次回の東京下町フォトロゲが待ち遠しく思います。また参加させていただきます。


ぶるーさん
5時間クラス_ランオンリー参加者
主催者仲間の折田さんのおせんべロゲイニング大会に初めて参加させていただきました。前から出たかったのですが予定が合わず。最近乗り物ありも楽しいなと思い始めてきたので少しだけ迷ったのですがやっぱりランオンリーで出場。
でも、今年の7月末にカビキラーを大量に吸って以来ずっとなんか調子がイマイチで。
ソロ男子は強い人も出てくるから上位を目指さずのんびり楽しもうって地図見るまでは思ってたのですが。。
地図見るとやっぱり頑張りたくなっていつの間にか自分の今の力量以上のプランを建ててしまいました。
今回の地図を見て、最初に誰もが思うことは会場から南に約2kmもポイントのないエリアが東西に地図の端から端まであるってこと。とりあえずその嫌な空白エリア南側の点数を足すと667点。てことは会場より北だけを全部取っても1,333点で、それだと上位にはなれないなってことで南をほぼ取ってから高得点の北東に行って戻ってくるルートに、けっこうすんなり決まりました。
全長40kmはなさそうだったのでなんとかなるかな。過去の大会結果から1,500点くらいは取らないと上位にはいけないだろうなってことで10分あたり50点獲得ペースを基準にそれより点が少ないところはスルーって考えたけどスルーするところはほぼなくて。。
あと50点プラスのおせんべいポイントはどっかで必ず行こうと決めて。装備は手ぶらでもよかったんだけど、雨具と500mlのレモンティー1本とせんべい買うための千円とたぶん食べないけど念のためワッフル1つとコンパス。

スタート直後は一番近くの35(佐伯山緑地)を目指す。36(池上本門寺五重塔)が近くにあってまあ悪くはないので行くことに。
最後にすると絶対行かないので。
でもなんとなく16(本門寺宝塔)はスルーで。
いつもスタート直後は距離感とかいろいろ合わずけっこうミスるけど周りに信用できる人がいたので地図そんなに見ずラクしてついて行きました。
でも35のあとはなぜか周りに人がいなくなって真面目に地図見ることに。
なんとなく行けば五重塔なのですぐ見えてきて11分で71点順調。
本門寺から脱出するときに屋台がすっごい数出ててなんかのお祭?
東京の休日は毎日こんなの?そこでいきなりえびせんべいの屋台発見。
ちょっと早過ぎない?それにデカいし。。軽そうだけど。700円。スルーしました。

このあと1回目の空白エリアへ。特に嫌な思いすることなく11(バーボンロード)へ。
ここからはポイントごとに線路を越えさせられる。5個連続。勘も冴えてロスなく順調。最南端まさかの半円のポイント45(六郷橋)で知り合いのサトさんと、あきチョコさんに出会う。
2人とも最初35、36は行ってないらしく追いついていい感じ。押しボタン信号に気付かず1分以上ロスしたり、全ルートいろいろ書くネタはあるんだけど大会レポート最長記録になりそうな勢いなので飛ばし飛ばしで。。

39(七辻)へ。7つはめったにないなー。
あとで説明文読んだら日本で3か所だって。めったにじゃなくて生まれて初めてだった。ここでは慎重にコンパスで向き確認しながら次に進みました。
羽田空港周辺エリア(52→54→43→48)は31分197点で10分平均63.5点。表彰式で折田さんが空港は電車組のポイントといってたけど行っても悪くはないような気もしたなぁ。展望デッキで飛行機の離発着も見れたし。
60(砂浜公園の南端)で残り時間2時間半。南のエリアをほぼ予定通り終了。まだ時間半分あるのに身体はほぼ限界でこれも予定通り。東の高得点の寂しい一本道のエリアもなんとかキロ6くらいで走れてたので身体は苦しかったけど気分はよかったです。
でもそれも71(大井コンテナ埠頭)まで。残り1時間ちょっともあるのにフィニッシュ地点まで6キロほどで一安心。
あとはちょっと寄りながらのんびり戻るだけでいい。安心すると一気に疲れが。
いろんなところが痛くなってきて急激なペースダウン。時間はまだあるのにほぼ帰るルート上の大森貝塚周辺の20、13、14、10も取らずに戻ってしまうくらい辛かった。
せんべい50点だけはなんとか大森駅近くで買えたけど。最後はヘトヘトで5分残しでフィニッシュ。
あとほんの少し元気だったら写真の青ルート追加であと9個191点取れてトップといい勝負できたのに。
ロゲにたらればは付きものだけど。気持ちがきれてなければな。。
それでも31(品川燈台)、30(畳屋さん)は頑張って行くべきだったな。頑張れなかった。

最初の4時間はキツいときもあったけど楽しかった。
やっぱり都内はいい所がたくさんあって素敵な公園も多くてポイントには困らなさそうで主催者目線ではうらやましかった。
残り1時間は辛いだけの早くやめたいフォトロゲになってしまいました。
終わってからチェックポイント一覧を見て好みのポイントは28(えんぴつのベンチ)、41(昭和通り商店街のしょうちゃん)、42(カエル)です。それと折田さんの地図けっこう好きです。ほぼカラーがなくてグレー基調でシンプルで見やすくて。
運営はほんとに素晴らしかったです。
すべてにおいて細かな気配りがされていて多くの参加者が楽しめるように考えられてたな。細かいことは書きませんが。
長々ルート説明なんかいらんからそれを聞きたいのにって言われそうですが。とにかく競技説明にしても表彰式にしてもすごく考えられててそれもわかりやすく。
フィニッシュ時刻から25分後に表彰式開始はすごく早いです。主催者として見習うべきところ自分の大会を反省するところがたくさんあり実りのある大会でした。
それと参加費2,500円だっけ?安すぎ。どっかの自治体が主催ならどっかからお金が出て安いのはわかるけど個人で後援なしでされててスタッフの多さ、景品の多さ、参加賞、この日のために費やした時間などなど。利益なんてないですよ。
折田さんのフォトロゲ愛やマメさが詰まった素敵な大会でした。
だからこそもっとちゃんと走りたかったです。
また来年出させてもらいます。鍛え直してきます。
ありがとうございました。お疲れ様でした。

チーム「だだもれしすたーず2」
のみなちゃんさん
(写真右端がみなちゃんさん)
5時間クラス_
ウォーク&ライド参加者
今回ロゲイニング2回目、前回の反省を踏まえ強力な助っ人を召喚し、「三人寄れば文殊の知恵」状態で臨みました(笑)特に印象に残った場所をレポートしたいと思います。



作戦会議の結果『空港って気分上がるよねぇ』ということで先ずは羽田空港を目指すことに。電車に乗ってる時点でかなり気持ちは高揚。空港でのCP を見つけ無事写真撮影。飛び立つ飛行機を眺めつつ空港の雰囲気を満喫。再び電車に乗り天空橋という素敵な名前の駅に降り立った。ここでの探し物は少し難航。お目当ての芝生広場が見つからない…。チーム内に焦りとピリッとした空気を感じたのは、私だけではなかったはず?!(笑)広場は見つからなけど、羽田の大鳥居が目に入り、先ずはこちらから撮影。海と対岸の空港を見つつ、広くて青い空に感動。ふと羽田って空港以外で降りたことなかったなと。地図を読んで、歩いてみるとその街の今と昔が感じられ、違う一面が見えてくるのが面白い。頼まれてもいないのに『空港だけじゃないぞ羽田 ビバ下町』って勝手にキャッチコピーまで作っちゃった(笑)
その後回ったCP どれもが魅力的だったけど、回れなかった場所も「改めて訪ねてみたい」と感じるところも多かった。公園では子供たちの姿にほっこりし、商店街に心踊り、お花畑で心癒され、CP を見つけては歓喜。下町を巡る楽しさがふんだんにちりばめられたコースだったと思う。
移動総距離おおよそ 34.45km。次回に向けての意気込みやら反省やら、その後のおつかれ様会が大いに盛り上がったのはいうまでもありません。
スタッフの皆様、参加者の皆様ありがとうございました。



(お焦げおせんべい絶品です)

